ダイエットについて色々検索していると、脂肪燃焼系サプリメントや◯◯ダイエットなど様々なダイエット食品の広告を目にするようになりますね。また、身近に減量を成功させた人がいると、夜は食べないだとか、1日6食食べるだとか、様々な食事の計画を耳にすると思います。
結局何が良いんでしょうか?
減量のための食事計画というのは数限りなく存在します。どんな方法でも誰かしら成功した人がいます。一方、どんな方法をためしても効果がなかったという人もいます。
今回は様々な減量食について解説していきます。
これから減量食を始める方や、お知り合いが減量食を食べている方はぜひお読みください。
体重を減らすためには
カロリーを摂取するより多く消費しなければ、体重の減少は起こりません。
摂取カロリー<消費カロリーのバランスになっていなければならないのです。これが摂取カロリー>消費カロリーになっていては、絶対に体重は減りません。
また、過去の記事で書いたとおり、栄養素には推奨される摂取量があります。何か特定の栄養が多くなりすぎたり、極端に少なくなったりすると、体に異常が起こります。
- 摂取カロリー<消費カロリー
- 栄養素の推奨摂取量を守る
この2つはとにかく守りましょう。その上で、減量食について考えていきます。
ダメな減量食とは?
NSCAの教科書には避けるべき減量食について以下のような記述があります。
特定の食品群を排除している(◯◯を食べない)
これは特定の栄養素が欠けてしまう恐れがあります。5大栄養素にはそれぞれ役割があり、どれが欠けてもが体調が悪くなります。
5大栄養素って何?という方はこちら
特定の食品群に偏りすぎている(◯◯しか食べない)
栄養素にはそれぞれ推奨摂取量があり、過剰に摂取すると、本来は体の調子を整える役割を持つビタミンやミネラルでさえ、目、口の粘膜や血管の病気、脚気を引き起こしたりします。
超低カロリー食である。
超低カロリーの食事は、除脂肪組織(体から脂肪を除いた部分。筋肉や臓器、皮膚や骨などのこと)が減少します。そのため、代謝が落ちてしまい、リバウンドしやすい体になっていきます。さらに、このような食事は継続が難しいため、リバウンドの可能性をより高めます。
どんなに少なくても、1日あたりの摂取カロリーは
男性は1200~1600キロカロリー
女性は1000~1200キロカロリー
(運動習慣のあるor75㎏以上の女性は1200~1400キロカロリー)
になるような食事をとりましょう。
身体活動が不要であると説いている(飲むだけでやせる、運動しなくてもやせるなどといった食品)
こういった減量系サプリメントのほとんどに、興奮剤が添加されています。興奮剤は高血圧の方や、他の何かしらの疾患を持っている方は口にしてはいけません。さらに、減量のための興奮剤は、医師の指導の下でのみ使用しなければいけません。
加えて、トレーニングをせずに減量すると、除脂肪組織が減少し、リバウンドしやすくなります。
まとめ
減量の際には、
●摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やす
●いろいろな食品をバランス良く食べる
●運動もする
この3つを満たすような計画を立てましょう。